こんにちは。中年なのに新米社労士デュマです。
お風呂場、鍋敷き、そしてコースターに珪藻土。
つい何年か前にブームになったので、
私、使ってました…なんて方もいらっしゃるかもしれません。
水分を吸収して、毎回洗濯しなくていい。
デザインもおしゃれ。
そんな手軽さから、今は100均でも売られている、アレです。
最近、この珪藻土に石綿が含まれていたとして騒ぎになりました。
大手家具チェーンの商品だったので、
ニュースでも報道されて話題になりましたね。
私と同じ世代、あるいはそれ以上の方であれば、
石綿というワードを聞けば、
少し、警戒感を覚えるのではないでしょうか。
あるいは、社労士試験の勉強をされている方は…
安全衛生法の勉強でご存じかもしれません。
見た目は綿みたいですけど、
実は鉱物繊維です。綿じゃないんですね。
石綿については、以下、参照してください。
社労士的には、労働保険の一般拠出金でしょうか。
年度更新やってれば、計算しますね。
忘れられがちですが、これ、石綿被害に対する救済のための徴収金なんですね。
石綿のしんどい所は、
健康被害が何十年も後になって出てくる、
ということでしょうか。
具体的に中皮腫や肺がん、といった疾患です。
なので、使用されていた当時は何も言われず、
平成も中ごろになって、大きなニュースになりました。
公害問題とおんなじパターン、ですね。
さて、石綿被害が全国的に問題となった後、
国内での製造、輸入、使用は禁止されています。
社労士試験的には、安衛法の製造禁止物質ってやつですねw
参考:厚労省のパンフレット
https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/sekimen/hourei/dl/hou07-281c.pdf
https://www.mhlw.go.jp/content/11303000/000698975.pdf
ですが、諸外国ではまだ、石綿が使用されていて、
今後も健康被害が続くのではないか、
という分析もあるそうです。
今回、問題になった珪藻土マットは…
残念ながら、明らかになっていないようです。
一部報道では、製品は輸入品で、
珪藻土を固めるための凝固剤として、
石綿が混ぜられていたのではないか…
なんて言われています。
しかし、小学校の頃、教室の壁が剥がれていて…
なんで壁に綿が埋め込んであるんだろう?
なんて、面白がって触っていましたw
昭和の頃は、ポピュラーな建材で、
色々な所に使われていたそうです。
まさか、それが石綿だったとは。
そして、まさか石綿の話題を、
令和になった聞くことになるとは…。
* * *
正直、この石綿のように、
何十年も後になって問題になる…。
残念ながら、これ以外にも多くあります。
もしかしたら、電子タバコなんかもそうだっりして。
あ、遺伝子組み換え食品の時もですかね。
他にも、最近話題のものありますよね…。
耳慣れない新技術で作られているし、
とはいえゼロリスクを求めれば、
中途半端で、何もできない。
かといって、将来のリスクまでは分からない。
最初は経済的利益優先で、
後になって被害が分かり、ようやく問題になって、
試行錯誤が始まる…。
うーん、色々、考えさせられる話題でした。
それでは、ごきげんよう。