こんばんは、中年なのに新米社労士デュマです。
最近、ボイレコが売れているそうです。
ボイレコ、昔に比べて、
ずいぶんと安くて高性能なのものが手に入るようになりました。
さすが大陸のパワー…。
ショッピングサイトを見てみると、
ペン型とか、USBメモリより小さいものなど、
バラエティ豊富です。
しかし、購入動機は、会議の議事録作成用とか、
そういったポジティブな用途ではなく、
ネガティブな用途で購入される方が多いとか。
パワハラ・セクハラが注目される昨今、
すでに職場等でお使いの方もいらっしゃるのでは。
スマホや大きなレコーダーでは、
録音しているのがバレてしまう。
だからこそ求められる、小型化やカモフラージュ。
今やボイレコは、弱い立場の者が身を守るための、
強力な防具…なのかもしれません。
また、裁判や労働審判などで争う場合に、
録音が決定的な証拠になる、
ということも、広く知られてきていますね。
ただし、盗聴器を仕掛ける等の悪質な場合は、
証拠として認められない可能性が高いです。
※むしろ刑法にひっかかるのでは…w
パワハラやいじめ等の相談件数はうなぎのぼりだといいます。
また、このコロナ禍にあっては、
解雇や不利益変更に関する相談の増加が予想されます。
いざ争う場合、こうした録音というものは、
メールや証言以上に、確実な証拠になります。
特にパワハラだと、言った言わないの話になりますので…。
とはいえ、録音には、こちら側の発言も残ります。
故意に相手を挑発したとか、自分の態度も悪いとなれば、
不利になる可能性もあえりますが。
労働者としては、いざという時のお守りとして忍ばせておく。
使用者としては、常にそういった可能性を考え、発言に注意する。
どの立場にあっても、もはや、そういう時代なんだ…と
意識を持つ必要がありそうです。
ちなみに私はiPhoneを使っています。
ただ、服でこすれる音がひどくて、
そろそろペン型でも買うかなー、と思っています。
身を守るためにボイレコを忍ばせる時代。
できれば、そんな時代、早く無くなっていただきたい…。
それでは、おやすみなさい。