どうも、今日も通勤中に過去問と格闘する、中年のデュマです。
みなさんが、社労士を目指そうと思ったきっかけは何ですか?
おそらく社会保険、労働法規のどちらかが入口ですよね。
ちなみに、私は労働基準法です。
ぶっちゃければ、勤め先で起きている出来事の、何がアウトで根拠は何なのか…が知りたい、と思ったのがきっかけです。
ブラック企業が社会問題化している昨今、私のような理由で社労士への門をたたいた人も多いのでは…と思います。
そんな社労士、だいたい800~1200時間が合格目安、と言われています。
それだけやっても、本試験で一科目でも足切り…となれば、もう一年です。
独学をあきらめて、通信教育やスクールに通えば、受講料かかります。
どこかのサイトで見たのですが、社労士の年収は平均500万円とか。
(この平均、はたしてどの範囲で算出したものか不明ですが)
おそらく、大半は、500万の年収は無いのではないか、と予想します。
むしろ開業しても、社労士だけで食べていける人は少数なのでは…。
社労士は弁護士と違って、できることが限られています。
特定社労士でも、法廷に代理人として立つことはできませんし。
むしろ労働方面を専門にするならば、その弁護士がライバルになります。
弁護士には、勝てるきがしねぇ…。
年金方面では、FPがいます。社労士を取得してFPを取る、というキャリアプランの方も多いとは思います。でも実際、アドバイスを受けるのなら、中年オッサンよりも、女性の方に相談したい、と思ってしまうのは私だけではないはず。
そして苦労をして資格を得たとして、勤務先が明らかな法令違反を犯している場合、どうしましょう。
法令違反を見て見ぬふりをするのか、事業主に改善要求して、色々と面倒な立場になるか…。
こうして並べてみると、今ある仕事で、そこそこの満足があるならば、
色々なものを犠牲にしてでも、無理して取る資格には思えないですよね。
むしろ、業務に関係する資格なりスキルを身に着ける方がプラスなのでは。
うーん、社労士、コスパ悪すぎでね…。
それでも、そういったネガ要素を知りながらも、社労士になりたい。
なんでだろう…。なんででしょうね…。いまだ、わかりません。
と、そんなことを考えられるようになったのは、本試験が終わってからでした。
目指す理由とかその先とか、そんなことを考える余裕すらなくなるのが、社労士の受験生、という事実をしった初年度でした。