ただの氷河期中年でも、資格ゲッターになりたい!

【氷河期世代】【ただの中年】の、終わらない「自分探し」

試用期間はただのおためしじゃない。

こんばんは。謎の発熱が3日続いてヘロヘロな、中年のデュマです。

季節の変わり目の風邪は治りづらいといいますが、年々、治るのにかかる時間、増えている気がします。ムダに確実に歳とってくんだなぁ、などと。この3日間、子ども達と一緒に就寝してました。夜中にトイレで目覚めることはありましたが、3日連続、毎日通算11時間ぐらいは寝てましたかね。睡眠負債どんだけよ。とはいえ、これだけ寝ても過去の睡眠債務がすべて返済できるわけ、ないですが。

さて、今日の話題は試用期間。最近、転職活動を初めた知人との話題からのネタです。

知人が先日面接した企業さんで,「採用となった場合,試用期間3ヶ月で,条件変更はなし。ただし試用期間は社保ないので,その間は国保国民年金に切り替えてください」と言われたそうです。彼いわく、「社長さん、人柄よさそうだし、よさげな会社なんだが、どうよ」とのことでした。
本人がノリノリなので、私としては何も言わないでおこうと思ったのですが、「社長さんの人柄がいい」という所にどうもひっかかって、もう少し聞いてみました。その会社は印刷屋で、個人経営ではなく株式会社(法人)、従業員は30人くらいだそうです(ちなみに彼は営業)。ん、その会社、適用事業じゃないの? そう、被保険者の要件で習うし、過去問にもあったアレです。

試みの使用期間であっても,使用関係の実体が常用的であれば被保険者となる。

その社長さん,労務関係に疎いのか,それとも知っていてしらばっくれているのか。後者だとしたら,人柄がよさそうなんていうのは大間違い。タヌキの皮かぶったキツネの可能性大。法律的には社保入らないとアカンし、そういう会社は、入社してから色々と思い知らされるかもよ、と伝えました。ついでに、健康保険の任意継続についても教えておきました。

なお、1週間ほど経ちましたが、知人からの続報はありません。まぁ、最後に決めるのは本人ですし…。
 
しかし、この手の話はたまに聞きます。試用期間を、使い捨てできるお試しだと勘違いしている企業さん、多そうです。 これ以外で聞くのは「試用期間は好きにクビきれる」という,都市伝説レベルの勘違いですね。 そんな私も、勉強するまではそう思っていました…。企業側も大概ですが、雇われる我々も、知らなさすぎます。
 
現在会社に内緒で転活中の方も、冬のナスもらってから動こうとか検討されている方、面接時にこういう法令不知(故意の可能性もある)の発言が普通に出てくる企業、労務管理の問題が他にもある可能性、大です。社労士の勉強を活かして、ぜひ黒い魔の手にひきずりこまれないよう、ご注意を。