ただの氷河期中年でも、資格ゲッターになりたい!

【氷河期世代】【ただの中年】の、終わらない「自分探し」

拾われた方がよかったのか、野良猫の方がよかったのか。それは、分からない。

こんばんは、中年デュマです。

 

今日、実家の猫が亡くなりました。

母親から突然メールがきて、

なにかと思ったら…

猫が亡くなった知らせでした。

 

帰りに、実家に寄りました。

もちろん彼(オスでした)を見送るためと、

母親が心配だったからです。

 

もう10時近くだったのですが、

母親はだいぶ疲れた様子で、椅子に座っていました。

 

ちょっと前までおばあちゃんの部屋だった所で、

彼は静かに眠っていました。

ホント、ただ眠っているようでした。

 

違うのは、もう顔を摺り寄せてこないこと。

かたくて、冷たくなってしまっていたこと。

 

彼は朝、公園に出かけたようですが、

そこで倒れているのを、近所の人が教えてくれたそうです。

医者に連れていき、いくつか検査をしたようですが、

残念ながら原因は分からず。

体調が悪い様子もなかったそうです。

 

年齢は、人間でいえば、40~50歳くらい。

働き盛りの中年です。

突然死、でしょうか。

 

小さいときから、この家で、何度も、

飼っていた犬や猫との別れを経験してきました。

彼も、その別れと思い出の中の存在に、なったんですね…。

 

ただ、実家には、他に猫が何匹もいること。

これは、本当に救いです。

もし、年老いた両親と、猫一匹だったら…。

 

他の猫は、何事もなかったように、

普段通りのわがまま生活をしていましたが、

その中で一匹、昔からいる猫だけは、

何かいつもと違う空気を感じていたようで、

しきりに、彼の部屋に行きたがっていました。

 

明日、火葬するとのこと。

送迎には弟がクルマでしてくれるそうです。

 

その昔、飼い犬が死んだ時、業者に頼んだのですが…

来たのは軽の冷蔵コンテナのトラック。

他にも回収して回っているのでしょう。

その中に、ただの荷物のように、入れられました。

あの日の景色は、忘れられない…。

弟の送迎で、ちゃんと火葬場まで送り届けて、

そして見送ることができる。

大事な、家族ですから。

 

そんな話を思いながら、

こういう思いを持つ人が多いからこそ、

ペット葬のビジネスが成り立つのか…

とも思いました。

 

子猫の時に拾われ、皆で過ごしてきた年月。

野良猫として生きるのがよかったのか。

それとも、あの家で拾われてよかったのか。

彼の魂は、明日、煙となって、天にのぼります。

今は、先に天にのぼったおばあちゃんと、

無事に再会できることを、願っています。

 

それでは、おやすみなさい。